『スワロウテイル』(96)、『リリイ・シュシュのすべて』(01)と国内にとどまらず世界を心を震わせてきた、岩井俊二監督と音楽ロデューサーの小林武史が再タッグを組んだ注目の新作『キリエのうた』が公開された。本作では、壮絶な運命と無二の歌声を宿したキリエの歌がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語を描いている。

キリエ役には、2023年6月に惜しまれながらも解散した伝説的グループ「BiSH」のメンバーで、現在はソロとして活動中のアイナ・ジ・エンドが抜擢されたことが話題を呼んでいる。その他にも、松村北斗(SixTONES)や、黒木華、広瀬すずなど超豪華キャストが名を連ねているのも注目ポイントだ。本作のために制作された6曲の楽曲を、映画初主演のアイナ・ジ・エンドが、キリエとして披露する圧巻の姿は絶対に劇場で体感して欲しい。

ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化したラブストーリー。二宮和也が主演を務め、ヒロインに波瑠、そのほか桐谷健太や浜野謙太、藤原丈一郎（なにわ男子）などの豪華な俳優陣が、愛の原点を描く、この秋一番の感動作を彩る。

手作り模型やイラストにこだわるデザイナーの悟と、携帯電話を持たない謎めいた女性・みゆきが、あえて連絡先を交換せずに、週に1度木曜日に同じ場所で会うという約束を大切にして関係を紡いでいく。二人はかけがえのない時間を重ねていくうちに、悟はみゆきの素性を何も知らぬままプロポーズを決意するがみゆきは約束の場所に現れることはなかった。なぜ、みゆきは姿を消したのか。二人だけの“特別な木曜日”は再び訪れるのか。感動の結末を、ぜひ劇場で見届けて欲しい。

緻密に線を重ねる独特な表現で装画家・イラストレーターとしても活躍する西村ツチカによる漫画「北極百貨店のコンシェルジュさん」（小学館「ビッグコミックススペシャル」刊）を原作に、「ハイキュー!!」シリーズや「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」など、数々の名作を世に送り出してきたProduction I.Gが映像化。第27回ファンタジア国際映画祭のAxis部門では、長編アニメ部門観客賞銀賞に輝いた注目作だ。

本作が劇場版アニメの監督デビューとなる新進気鋭のアニメーター・板津匡覧が監督を努め、西村ツチカが描く美しい線の再現にこだわり、四季折々の美しい色調で「北極百貨店」を彩り、テレビドラマ「凪のお暇」の大島里美が脚本を担当。主題歌であるMyukの「Gift」はもちろん、tofubeatsが指揮を取りうたたね歌菜、スカート・澤部渡、mochilonの参加するサウンドトラックなど、制作陣が作る世界観も見逃せない。

人気作家・真保裕一の同名サスペンス小説を、「舞妓Haaaan！！！」「なくもんか」などのヒット作を手掛ける水田伸生が監督し映画化。「ラーゲリより愛を込めて」など大作へも数多く出演する中島健人を主演に、堤 真一、池田エライザ、山崎育三郎、尾野真千子、角野卓三など人気・実力をともに兼ね備える豪華俳優陣が演じる。主題歌である、B’zによる描き下ろしの楽曲「Dark Rainbow」にも注目が集まっている。

疑惑を抱える国会議員・宇田清治郎(堤 真一)の、幼い孫娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、「明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」という脅迫。それは決して明かすことが許されない国家を揺るがす”罪”だった...。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司(中島健人)は、果たして家族を救うことができるのか・・・？前代未聞のタイムリミットサスペンスを劇場で体験しよう！

「舟を編む」など国内外で高く評価されてきた石井裕也監督の最新作。”アフターコロナ”の“現代”を舞台に、監督史上最もポップ＆ハッピーなタッチで、愛と希望とユーモアに満ちた痛快なストーリーを描く。“今描くべき物語”として圧倒的な熱量で描かれた脚本で、松岡茉優＆窪田正孝のW主演に池松壮亮、若葉竜也、仲野太賀、趣里、高良健吾などの高い人気と実力を持った俳優陣たちが織りなすハイレベルな演技合戦は必見だ。主題歌には、かつて監督が何度も聴き込み心を奮い立たせたという、エレファントカシマシの1998年の名曲「ココロのままに」が起用されているのも注目ポイントの一つだ。

タイトル「愛にイナズマ」の真意が明かされるラストとは一体何なのか？ぜひ劇場に足を運んで、“雷にうたれたような衝撃”を味わって欲しい。